鳥取砂丘には4種類のウスバカゲロウの幼虫が棲息しています。
すり鉢状の巣穴をつくるウスバカゲロウは
「ハマベウスバカゲロウ」「クロコウスバカゲロウ」の2種類
巣穴を造らず砂に潜り上を通る昆虫に襲い掛かる「オオウスバカゲロウ」「コカスリウスバカゲロウ」の2種類今日は巣穴を造る「ハマベ」と「クロコ」の棲み分け観察をしました。松林など林縁付近に棲息する「アリジコク」=クロコ
林縁から数mほど離れた砂丘地に棲息する「アリジコク」=ハマベ
鳥取砂丘内の植物群落の近くにある「アリジコク」はハマベウスバです。クロコとの違いは頭部の模様の違いと体色の違いですぐ見分けがつきます「ハマベウスバ」は絶滅危惧種に指定されていて棲息地は鳥取県では鳥取砂丘内の「福部砂丘」「浜坂砂丘」エリアのみです。他県では福岡・島根・新潟・秋田県の砂丘地に棲息しているデーターはありますが開発で姿を消しつつあります。鳥取砂丘内では普通に観察できます。観察方法として面白いのは植物の葉っぱで巣穴をなぞると巣穴の底から砂を飛ばします。これは結構 大人から子供まで夢中になれます。鳥取砂丘観光の折は少し足を延ばして植物群落まで行「アリジコク」を見つけてみませんか?